鍼灸治療は、めまい・耳鳴り・難聴の改善にも効果的!
本日の健康セミナーは、「めまい・耳鳴り・難聴」について。
まず、耳鳴りと難聴は、耳の病気で耳鼻科領域ということがすぐに分かりますね。
では、めまいはどうでしょう?
実は、めまいも、耳鼻科領域の疾患が原因でなることがあることを、ご存知でしたでしょうか?
めまい・・・ と一言で言っても、脳、首、目、耳、貧血など、要因は様々。
その中でも今回は、「耳が原因で起こるめまい」について。
「耳によるめまい」と言っても、内耳の三半規管 という、平衡感覚を感じ取る器官の異常 です。
三半規管はリンパ液で満たされていて、通常はリンパ液が常に循環しています。
しかし、何らかの原因で、リンパ液が詰まったり滞ると、内耳にむくみ が生じ、平衡感覚を上手に調整できなくなったり、回転性のめまいを起こしたり、時には耳が聞こえにくくなることがあります。
どうしてこのような状況が起きてしまうのか。
原因は、体全体の循環が悪くなることで、内耳のリンパ液の循環も悪くなるためと考えられています。
この他に、ストレスや環境の変化などの要因とも考えられます。
こういった状態に陥りやすいのが、パソコンの前に一日中座って仕事をするOLさん。
一日座りっぱなしだと足がむくんだりするように、内耳もリンパ液の滞りによりむくみやすくなることを、覚えておいてください。
耳鳴り・難聴・めまいで代表的なのが、「メニエール病」といわれる病気。
これも内耳のリンパ液の滞りによるむくみが原因です。
メニエール病などで出されるお薬は、血流を良くしたり、脳内圧を低くしたり、尿を出やすくすることで、リンパ液の循環を良くして、むくみを取るお薬です。
鍼灸では、こういったメニエール病の症状を改善する治療や、全体の循環を良くすることも得意としていますので、鍼灸で血液循環を良くしながら、薬を上手に服用していくことで、より早期の治癒が可能となります。
・湯船につかって血流改善
・運動やウォーキング
・1時間おきにパソコンの前を離れこまめに休憩
・規則正しい食事や睡眠
など、むくみにくくなるように、生活スタイルの改善にも心掛けましょう。
何はともあれ、日常をバランスよく上手に工夫して生活すること が、健康への第一歩です。
健康ハッピーな人生を送れるように、日常生活に鍼灸治療を取り入れてみてはいかがでしょうか?
中部治療院では、この他にも様々な症状の患者さまと向き合っています。
鍼灸治療について、ご不明な点などございましたら、何でもお気軽にご相談下さい。