梅雨に気を付けたい事①
こんにちは!
もう間もなくこの地域にも梅雨が訪れようとしています。梅雨と聞いて連想されるのが、雨降りが多いとか湿度が高くなる、さらにこの地域では蒸し暑さを感じるといったことが思い浮かびます。
今回はそんな梅雨時期に起こりやすい体の変調についてお話したいと思います。
もともと「梅雨」という語源は中国から伝わったと言われています。その意味として「梅の熟す6~7月は雨が多い」事にちなんでいるそうです。また黴(かび)発生しやすいということで「黴雨(ばいう)」とも書いたそうです。
特に皆さんが気にされるのがジメジメとした湿気についてだと思われます。
ではそんな湿気は体にどんな影響を与えるのでしょうか?
そもそも湿度とは空気中に含まれる水蒸気の割合の事を指しており、この割合が高くなればなるほど空気中にたくさん水蒸気が発生している状態になるわけです。
個人差ありますが、これを一定量体にまとうことにより、体内の水分が外部へ放出できなくなり、体内に余計な水分が蓄積する、むくみや体温調節機能に変調が起こります。
またこの湿気の多い時期はカビが発生しやすいということで、空気中にもそのカビがたくさん浮遊しやすくなっています。免疫力の下がっている時にそのカビを吸入してしまうことにより、咳や鼻水などの症状が発生しやすくなり、過敏性肺炎などのリスクも高まる可能性があります。またここ数年の研究で、湿気が多いとシックハウス症候群の原因の一部とも言われるホルムアルデヒド(揮発性有機化合物)の空気中の濃度が上がり、室内の空気汚染が促進され、喘息やアトピーを発症しうる事もあるとのデータもあります。
予防法としては普段から換気を心掛けるようにしましょう!空気清浄器やエアコンの除湿機能も有効ですが、窓を開けて送風にしてあげるだけでも効果的です。また室内に新聞紙や重曹、竹炭を置いておくのも湿気を乗り除くのに有効な方法です。
そしてこれらの症状に耐えうる「体・免疫力作り」も大切です。
はり治療にはそんな丈夫な体作りや免疫力を向上させる効果があり、同時に体を癒す効果(痛みや柔軟性の改善・リラックス効果)もありますのでまさに一石二鳥!オススメです。
次回は「はり治療」を含む東洋医学からの観点でこの湿気についてお話したいと思います。