ヘルニアは怖くない
こんにちは!
今回はヘルニアについてお話します。
皆さんも耳にしたことがあるかと思います。
今やテレビや新聞、雑誌等でも紹介されているこの「ヘルニア」
「ヘルニア」と聞くと、激しい痛み・痺れなど良い印象はなく、恐れられていると思われますが、皆さんはいかがお思いでしょうか?
まずはヘルニアの定義から。
ヘルニアとは「体内の臓器が本来あるべき部位から逸脱している状態を差す」とされています。
決してヘルニア=病名ではありませんので、誤解しないよう注意して下さい。
これが場所によって「〇〇ヘルニア」と呼ばれるわけです。
「椎間板ヘルニア」は脊椎間で起こったヘルニア。
「鼠径ヘルニア」は鼠径部(股関節の前方)で起こったヘルニアを意味し、別名「脱腸」とも言います。
また「臍ヘルニア」と言うヘルニアもあり、これはいわゆる「でべそ」のこと言います。
このようにヘルニアにもいろんな種類があります。
特に世間一般で腰の悪い人=「椎間板ヘルニア」とお思いの方も多いと思われますが、実際の所、この「ヘルニア」が原因で痛みが出るとは限りません。
当院でも病院で腰椎の椎間板ヘルニアと診断され、腰に痛みを感じられて来院された方がたくさんいらっしゃいますが、施術後の痛みの軽減・改善を実感されています。
では痛みが軽減・改善された方の椎間板のヘルニアは元に引っ込んだのかと言いますと、おそらく引っ込んでいないでしょう。自然に戻ることもあるそうですが、まず手術でもしない限り一度出たヘルニアは元に戻りません。
ではなぜヘルニアが残っているにも関わらず、この方々は痛みが軽減・改善したのか。それはこの方々はヘルニアが原因で痛みが出ているわけではなかったからです。さらに言ってしまえばヘルニアは痛みの原因ではありません。あくまで「ヘルニア」は「飛び出た状態」を指しているだけです。実際に腰痛の約80%は原因不明と言われる研究報告もあります。
当院では基本的に痛みを誘発している緊張が高くなった筋肉に対して焦点を合わせた施術しています。特に鍼治療の場合、緊張が高くなった筋肉が深層であっても直接刺激を与えて、緊張を取り除く事が出来ます。施術中(鍼を刺す時)も痛みが伴うことは少ないですし、決して飛び出ている箇所(ヘルニア)に直接鍼を刺しているわけではありませんのでご安心下さい。
今の日本には、10人に1人の割合で椎間板ヘルニアと診断され、痛みに悩まされている方がいらっしゃると新聞で読んだ事がありますが、ヘルニアは怖くありません!
ぜひ一度、当院の東洋医学と西洋医学を折り合わせた鍼治療をお試しください!